南インド研修旅行⑤
公開日:
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最終更新日:2018/12/12
称名寺の日々
3月5日 チェンナイ駅へと電車が出発しました。
最初は皆、初めてインドの列車に乗って気分が高まっていましたが、
一時間もすれば会話は徐々に少なくなってきました。
会話が途切れて数分・・・。
目の前に座っているインド人が話し掛けてきました。
インドでは公用語がヒンディー語と英語なので、英語が喋れれば何とかなります。
しかし、その他にもタミル語やテルグ語といった複数の言語があり、
全部含めるとおおよそ50種類ぐらいあるといいます。
また、インド人全員が英語を話せるわけではないので、
州を越えると会話が通じないことが多いそうです。
ちなみに前に座っているインド人は英語で話し掛けてきました。
私は英語が得意ではないので単語を聞くのがやっとなうえ、まくし立てる用に話してくるので、
パニック状態でした。
聞き取れた話では「どこから来たのか?」「学生か?」「何しに来たのか?」エトセトラ・・・。
皆で辞書やら携帯を使い何とか答えていたのですが、「Technical Studies」という単語がうまく理解できず、
話が詰まっていたら、前のインド人が首を傾げて苦笑し話が終わりました。
今更ながら、学生時代もう少し英語を勉強していれば・・・と後悔です。
そんなやり取りでも2時間しか過ぎていなくその後、終始無言と極寒の冷房にさらされ、
しまいに座りすぎて尻が痛み始めました。
寝ようにも寝れず仕方なくトイレに行き、用をたそうと便器を見ると底から線路が見えてます。
まさかの垂れ流し方式に驚きました。
用をたして戻ろうと降車口を見ると扉が開いており、初めて景色をみることができました。
少しばかりですが、世界の車窓を体験できました。
しばらく、眺めた後に自分の席に戻り、残り4時間程耐え抜きました。
午後1時、チェンナイ駅に到着しました。
長い苦行から解放されて意気揚々と電車から降りますと、
ガイドの人がポーターと値段交渉をしていました。
交渉が上手くいかないのか互いに語気を荒げ今にも掴みかかる様な場面でした。
ガイドがもういいみたな素振りをして、皆にスーツケースを転がす用指示すると
ポーター達が「待ってくれと」と近寄り妥協したらしく、交渉が成立しました。
日本では見ることがない場面なのでインドのパワーに終始圧倒されていました。
チェンナイは旧マドラスといい、インドでも五本の指に入るほどの大都市です。
多くの人や車が行き交っており、高層ビルやショッピングモールも多くありました。
一行はバスに乗りレストランへと向かいます。
続く・・・。
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