府中仏教会青年部 研修会旅行
公開日:
:
最終更新日:2018/12/12
称名寺の日々
平成28年1月25日・26日に府中仏教会青年部で研修会旅行を行いました。
この研修会は府中仏教会青年部の僧侶が他宗派の交流と親睦を兼ねた行事です。
私は事務局を務めさせて戴いてますので、企画から手配までやっております。
計画するのは大変ですが、他宗との交流はとても勉強になります。
今年は長野県の松本市と長野市に行きました。
前日まで島根県の予定でしたが、山陰地方での大雪のため急遽、長野県へと変更・・・と、ドタバタありましたが何とか決行することができました。
初日は「特急カイジ」にて松本市内に向かいます。
まず、松本城を見学しました。
松本城は戦国時代の永正年間に造られた深志城が始まりで、現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城です。
外景は雪と相まってとても綺麗です。
外には甲冑を来たスタッフがいて気さくに来訪者と写真を撮ってました。
城内はやはり戦略拠点ということもあり、急な階段や狭間が多くみられます。
しかし、戦国末期に建築された優雅な櫓も存在していました。
城内を見学した後は城下町を散策し、宿へとむかいました。
翌日は電車に乗って長野市へと向かいます。
時宗の僧侶として大変意義深い善光寺を恥ずかしながら実は一度も訪れたことなく、いつか行きたいと思っており
今回は計画した次第です。
長野市を下りますと今回の一番の目的であります、善光寺へと参詣しました。
駅から歩いておよそ20分程で善光寺参道が見えて周りには宿坊やお店が立ち並んでました。
しばらくして大きな山門が見えてきました。
そして、山門をくぐりぬけると目の前に大きな本堂が見えてきました。
善光寺は何度も火災に見舞われ焼けています。
現在の本堂は宝永四年(1707年)の再建で、江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されています。
本堂には本尊阿弥陀如来像が祀れておりますが、秘仏のため拝見することはできません。
しかし、秘仏の御本尊様の下を巡って、極楽の錠前に触れるというお戒壇巡りをすることはできました。
真っ暗な中、右手を壁に沿って進んでいくというものですが前すら見えない暗闇というのはこんなにも怖いものかと感じました。
恐る恐る進むと錠前に触れることができ、上へと戻りました。
ここに一遍上人が訪れ、自分の信仰を深めたという場面を思いを馳せることができ、
訪れる人達が阿弥陀様の前手を合わせる姿を見て僧侶として感慨深いものでした。
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