南インド研修旅行②
公開日:
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最終更新日:2018/12/12
称名寺の日々
3月3日午前10時くらいにナーガルジュナコンダの街へと到着しました。
ハイデラバードと比べると田舎の風景という印象です。
午前中はナーガルジュナコンダ遺跡を見に行きました。
ナーガルジュナコンダはその地名の通りナーガルジュナ(龍樹)が晩年止住して布教した場所であります。
現在ナーガルジュナコンダには大きなダムがあり、遺跡はそのダムの中にありました。
ダムを作る際にインド政府が遺跡を掘り返し高台へと移転させたそうです。
ホテルからバスを走らせて20分程で到着しました。
遺跡の周りには柵がされており、警備の人と職員の人が数名いるだけでした。
インドでは多くの人がヒンドゥー教徒の為なのか仏教遺跡にはあまり関心がないように思えました。
遺跡では石で造られた本堂や僧侶が住んでいた御堂跡、また公共浴場や闘技場といった施設もありました。
紀元前の物でどれも形はほとんど残っておりませんが、石に刻まれたレリーフなど当時の面影を残していました。
一時間程見学した後、ホテルに戻り昼食を取りました。
そして、午後に船に乗りましてダムの中央にある高台の遺跡群へと向かいます。
船に乗っている最中にスコールに襲われたりと大変でしたが、一時間程で高台へと到着しました。
船を下りてしばらく歩くと博物館が見えてきました。
そこでは、ナーガルジュナコンダの遺跡から出土した仏像やレリーフ等やストゥーパ(仏塔)の模型など展示されています。
現地ガイドさんが一つ一つ説明して回ってくれました。
ただ、さっきの雨でそこかしこで雨漏りしていたのに驚き、展示品が濡れてたりしてるので、さすがにマズイのではと思いました。
インドでは気にならないのでしょうか・・・・。
見学が終わり外に出まして、
次はメインであるナーガルジュナ像前で法要です。
ナーガルジュナ像の前で改良服に着替え数珠と前袈裟を付けまして読経をしました。
インドの日差しが照りつける中、読経が終わり皆で記念写真を撮りました。
読経をしてる中、遥か昔にここで仏教が栄えていて幾年の時間を掛けてシルクロードを渡って日本まで仏教が伝わったと思うと改めて気が引き締まる思いでした。
最後にストゥーパ(仏塔)を見学しました。
ストゥーパ(仏塔)の近くにダライラマが植樹した菩提樹の木があり、その周りには多くのチベット仏教がお参りした後がありました。
ナーガルジュナ(龍樹)は密教なので、チベット仏教徒では重要な僧侶として崇められています。
その日はナーガルジュナコンダ遺跡群を見学して終了しました。
続く・・・。
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