ミュージカル
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最終更新日:2018/12/12
副住職のつぶやき
昨日、劇団四季のノートルダムの鐘を観ました。
ノートルダムの鐘は1996年に公開されたディズニー映画を観た以来です。
会場に着くまでは、ディズニー映画でもアラジンやリトルマーメイド等と比べますと、
知名度は低いと思ていたので、お客はそんなに多くないだろうと思っていました。
しかし、実際会場に向かいますと席は満席の状態でした。
そして、始まりますと劇団員の演技やコーラス部分、セットの鐘など迫力がありました。
また、話の内容がディズニー映画とは少し違い原作に近い内容でした。
ディズニー映画のハッピーエンドで終わる話ではなく、重く考えさせられる悲しい内容でした。
詳しく書きますとネタバレしてしまうので、多く書きませんが、
私がデイズニー映画版ノートルダムの鐘を観て疑問に思った箇所が、今回の舞台を観て解決したが箇所あります。
それはフロローという役です。
ディズニー映画では判事として描かれていますが、
舞台では司祭として登場します。
ディズニー映画版を観ていて疑問に思ったのは、フロローは判事という公職の身であるが、なぜあそこまでジプシーのエスメラルダに
恋慕の情を抱くことに相手への憎悪や自らの罪悪感を感じるのが不可解に思っていました。
しかし劇団四季版は司祭という聖職の身です。
また、マリア様を深く信仰していますので、どちらかといえば戒律に厳しいのではと推測されます。
女性への交わりは聖職者であれば不浄であり禁止されているでしょう。
今回の設定の方が私は良いと感じました。
舞台でフロローが自らの聖職者としての信念をエスメラルダという女性への恋慕という欲望の葛藤で苦しみ、そして歪んでしまうという場面での
危機せまる演技に鳥肌が立ちました。
同じ宗教者として、考えさせられた場面でもありました。
深く悲しい大人な内容ですが、劇団四季のノートルダムの鐘は私的におすすめなミュージカルです。
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